「おとたどり」は、音楽家同士のつながりを、作品、イベント、所属、制作参加などの具体的な記録から辿る記事型のWebサービスです。

曲の背後にあるクレジットを見ると、歌った人だけでなく、曲を書いた人、演奏した人、編曲やプロデュースを担った人の名前が現れます。その名前を次へ辿ると、思いがけない作品や共演、別の音楽家へつながっていきます。

クレジットから始まる寄り道

好きなアーティストのことを調べていると、知らなかった参加作品や、意外な人物との共同制作に出会うことがあります。その発見は一つの豆知識で終わらず、次に聴く曲やアルバムを変えてくれます。

しかし、人物相関図の線だけでは、二人がなぜつながっているのかは分かりません。一緒に演奏したのか、曲を提供したのか、同じグループに所属したのか。「何を通じた関係か」まで読める場所が欲しいと考えたのが、おとたどりの出発点でした。

人と人を、すぐに線で結ばない

おとたどりでは、音楽家同士の「共演」を単純な関係として保存していません。それぞれの人がどの作品やイベントに、どんな役割で参加したかを記録し、共通する場所からつながりを示します。

バンドへの所属、師弟、プロデュースなど、作品やイベントだけでは表せない関係は別に記録します。こうすることで、一本の線の向こうにある、作品名やステージ、役割といった具体的な物語を確かめられます。

記事と、辿れるデータ

表側の主役は、意外な接点を落ち着いて読める記事です。記事に登場するアーティスト名や作品名から詳細ページへ移動し、その人の別のつながりや関連記事へ進めます。

裏側では、人物、作品、イベント、参加クレジット、直接関係を分けて保存しています。読みものと構造化した情報を組み合わせることで、一つの記事を読んで終わるのではなく、気になった方向へ寄り道できるようにしました。

関係の先に、出典を置く

音楽の人間関係には、記憶や印象、対談の一節だけが広がっていることもあります。それを断定的な関係として伝えるのではなく、公式情報、作品クレジット、本人インタビューなど、確認できる記録を根拠にすることを大切にしています。

記事、人物、作品だけでなく、参加事実や直接関係にも出典を結びつけます。日付や役割を確認できないときは推測で埋めません。読んだ人が根拠へ移動し、自分で確かめられることも、「辿る」体験の一部です。

20本の記事で、複数の道をつくる

正式公開時には、出典付きの記事を20本用意しました。本数を増やすことより、記事から人物や作品を介して別の記事へ進めること、同じ人物へ違う道から戻ってこられることを確かめてから公開しています。

まずは、一本の記事の中で気になった名前を押してみてください。好きな音楽家から始まった道が、別の曲、別の時代、別の人へと続いていきます。

音楽を、もう一度別の方向から

おとたどりという名前には、音を辿り、人を辿り、そこに残った記録まで辿っていく意味を込めています。ランキングや網羅性を競うデータベースではなく、意外な発見を落ち着いて読める音楽メディアを目指します。

知っている曲に、まだ知らない人の名前があるかもしれない。その人から、次に聴きたい一枚が見つかるかもしれない。そんな寄り道の入り口として、おとたどりを育てていきます。

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